精霊魔法と学園LOVE.STORY Ⅳ

〜王都への道〜

第十五話 神龍

第十五話 〜神龍

アゼル
あぁ…
なんでこんなに暑いんだ…。

レオン
仕方ないだろう、海の近くなんだからよ。

レイナ
そういえば青洋学園の近くに海なかったからね。

アゼル
そうだったっけ?
まぁ、なかった事にしよう。

レイナ
確かそうだった気が…!

アゼル
いいや、それより洞窟はまだなのか?

レオン
もう少しで着くはずだ。
むっ!何か人の気配があるぞ…!

アゼル
な、何!?

俺たちは岩の陰に身を潜めて、
相手の様子を伺う事にした。

…………………。

私達は宇宙船に乗り、
元の時代へとやってきた。

そしてさっきまで見ていた洞窟前へ到着する。

アイ
ここは…。

アザク
元の場所に戻ってきたようだな。

サツキ
お父さん、ここが私達が入った場所だよ!

ラオン
そうか…。
じゃあここから次元ワープをしないで、
ここに入っていこう。

アザク
あぁ。
確かに、ここは気になるところだ。
俺たちが求めていた無限の力があるはずだ。

アイ
無限の力…?

アザク
そうだ。
人によって違うんだが、
special attackというものを
自在に使えるようになるんだ。

ラオン
そうだ。
覚醒し、大ピンチにしかできないはずだが、
それを持っていればいつでもなれることができる。

アイ
そんな危険な物があるなんて…。

サツキ
悪い人にとられちゃったらやばいじゃん!
早く取りに行こーよ!

アザク
そう慌てるなって。
ここは強い奴らでたくさんだ。
俺たちで勝ち進めるか不安だ。

アイ
私達は足でまといになりそうね。
サツキ、ここで待ってましょ?

サツキ
え、えっと…。

ラオン
その方がいいかもしれんな。
若い女の子を傷つける事になるのはな…。

アザク
俺とラオンで行く。
二人は入口付近で待っててくれ。
ここならモンスターはあまりこないだろう。

アイ
わかりました!
待ってますね!

サツキ
お父さん、絶対戻ってきてね!

ラオン
あぁ、約束するよ。

アザクとラオンは洞窟の闇へと消えて行った…。

アイ
やっぱり2人じゃ不安ね…。
誰かいないかしらね…。

サツキ
そうですね…。

アゼル
ん…?アイ先輩…?

レオン
サツキ…!

レイナ
おー、二人とも無事だったのね!

いきなり岩陰から姿を現した
アゼルくん達。
今まで見張られていたのかな?

アゼル
よし!これで全員揃ったな!
早く寂れた村に戻ろうか!

レオン
待て、アゼル。
この洞窟の奥から何か気配が感じるぞ…。

アゼル
なんだと…?

レオンが察した通りに
洞窟には人の足跡らしき物があった。

アイ
あぁ、これはね。
サツキのお父さん、ラオンさんと、
アザクって人が入っていったんだよ。

レオン
な、なに!?
親父だと…?

アゼル
それにアザクだと…?
あの伝説の剣士と呼ばれた最強の人が…?

サツキ
お父さん、全然変わってなかったよ!

レオン
悪いが、アゼル、
俺はここに入る。

アゼル
言われなくとも!

アゼルとレオンは走りだし、
そのまま洞窟内へと入って行った。

レイナ
あっ、ちょっと…!

サツキ
もう…お兄ちゃんったら…。

アイ
はぁ。あの2人はほっといて村に戻る?

レイナ
そうですね、寂れた村なんですけど、
そこに待たせているんです。

アイ
あら、そうなの?
じゃあ3人で向かいましょうか。

サツキ
はい!

レイナ
モンスターにはなるべく
遭遇しないようにしたいですね。

私達は寂れた村に引き返すことにしたのだった。

…………。

〜寂れた村〜

ライザ
おおう…。
腹減ったなぁ…。

僕はお母さんとミオさん、トモカさんが
起きるのを待っている…が。
一向に起きようとしないのだ。

ライザ
モンスターも来ないし…。
それに精霊が多いのは仕方がないんだけどね…。

なんとかして目を覚まさせてあげないと。
お母さんの能力がないと皆を守れないし…。
お父さんに何か報告でもしないとダメかな?

僕は油断していると、
皆一斉に咳き込んでいた。

ライザ
わっ、何事だっ…?

村の外が騒がしく、砂が舞っている。
これはまさか…!

ライザ
僕が…戦わないと!

向こうから龍みたいな物が飛んでくる。
明らかにこちらを目指して。

ライザ
くっ…!風が…!

僕は構えていた。
片目で目の前に止まった龍を見る。


汝は。精霊使いか…。

ライザ
な、何…?

龍が喋っている…?
しかも僕の目の前で…?
幻想世界でしか見たことがなかった
龍がいるだけで驚いているのに…。

ライザ
あなたは一体…?

神龍
私は神龍。神に雇われた龍だ。

ライザ
あ、あの!
この3人を眠りから覚ます事は可能でしょうか!

神龍
うむ…。
絶対防御と森林木立と泉水洗美が…。
よかろう。能力者は復活させてやる。
その者達は精霊の何らかの力で
永遠に眠りについてしまっている。

ライザ
そ、そうなんですか!?
じゃあレオンさんは…。

神龍
たまたま目を覚ます事もあるが、
ごく希なケースだ。
よし、これで目が覚めるはずだ。
私はこれにて失礼する。
空中庭園に急がなければ…。

ライザ
く、空中庭園…?

神龍
さらばだ!精霊の子よ!

嵐が過ぎ去ると共に龍は消えていった。

ライザ
なんだったんだろう…。
それに空中庭園…気になる単語ばかりだ…。

1人で考えていると、
横で寝ているお母さん達が目を覚ました。

ミスト
う、うーん…。
ここは一体…。

ライザ
お母さん!
よかった…。

ミスト
わっ、ライザ!?
いきなり抱きつかないでよ。

トモカ
私達…助かったのかな…?

ミオ
ずいぶん眠ってたように感じたけど…。

ライザ
2人共無事でよかったですよ…。
正直、僕1人じゃ寂しくて…。

ミスト
あの…ライザ、
お父さんとレオンくんは?

トモカ
そういえば見当たらないね。

ミオ
もしかして…私達を置いて洞窟に向かったとか!?

ライザ
あはは…。

僕は苦笑し、これまでの事を話した。

ミスト
そうなのね。
じゃあ今からそこに向かおうかな?

トモカ
私達は戦闘できないから、
何ともできないけど…。

ミオ
ごめんね…。

ライザ
じゃあ僕とお母さんで戦うしかないね。
…っ!!

僕は慌てて横に避けた。
何かが飛んでいったようだ。

ライザ
誰だ!

一方通行
はっは。
この俺を忘れちまッたのかァ?

ミスト
あ!クソ作者だぁ!

一方通行
うるせェ!
お前らもたもたしすぎなんだよ!

ライザ
また作者特攻か…。

一方通行
とりあえずお前らをめんどくさいから
洞窟の奥までワープさせてやる。
アゼル達もそこにいるからよ。
ま、戦いを見てやりなよ。

トモカ
相変わらず小説バランスを崩すキャラだね。
ベクトルのなんちゃらで。

ミオ
さすがクソ作者ね。
考える事もクソ作者だね。

一方通行
お前らなァ…。
クソばっかり言ってンじゃねェ!
とっとと進め!クソガキ共!

ライザ
わっ…体が消えて行く…。

ミスト
やっぱりクソ作者…。


光輝いた先にあったものは…。


……………………。


マ〇オ
いっずみーま〇おー!やっふぅぅぅぅん!ウォ!?
プルル!てれっててれっててれってて(下落ちる)

アゼル
おいこら、作者。

レオン
まぁいいじゃねぇか。

アザク
お前ら、ふざけてないで目の前の敵を…!

ラオン
くっ…!

アゼル
だってさー、全然かなわないしさー。
作者の馬鹿が小説バランス崩すからさー。

アザク
それは言えてるな…。

ラオン
来るぞ!

戦闘メンバー
アゼル
レオン
アザク
ラオン
ミスト
レイナ
サツキ
アイ
ライザ

戦うメンバーを選びます。

1.アザク
2.アゼル
3.ミスト
4.サツキ