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精霊魔法と学園LOVE.STORY Ⅳ

〜王都への道〜

第十六話 魔王討伐

第十六話 〜魔王討伐〜

アゼル
戦うのは俺とアザクさんでいいな。

俺は不安だったので、
皆に聞いてみる。

アザク
俺は問題ねぇ。

ミスト
気をつけてね…!

俺の妻、
ミストが心配そうな顔で様子を伺ってきた。
当然、俺は心配ないと返す。

アザク
行こうぜ。
この扉を抜ければ後戻りはできねぇ。
覚悟はいいな?

アゼル
当たり前だ!

俺は扉を撃ち破り、
扉の中へと走り出した。

その瞬間。
目の周りが真っ暗になり、何も見えない。
俺は少し焦った感じで、アザクさんを呼んでみる。

アゼル
アザクさん!

アザク
アゼルか!?
何処にいる!?

よかった。まだ近くにいるようだ。
俺は光の魔法で辺りを照らす。

アゼル
今光の魔法を唱えます!

アザク
わかった!

辺りを照らすとそこに見えたのは…。

アゼル
…!?
校長…だと…!?

アゼル
奴だ!
奴が俺たちを…!

アゼル
くっ…。

学生時代…。
死んだと思われる校長が今目の前で…
無表情でこちらを見ている。

アザク
気をつけろ!
そいつと目を合わすな!
乗っ取られるぞ!

アゼル
クソっ!

俺はなんとか振り切った。

校長
チッ。アザクノヤロウカラコロシテヤル。

校長はそう言い放つと、
テレポートをし、アザクさんの目の前にきていた。

アザク
なっ…!

その瞬間、
アザクさんが吹っ飛ばされていた。

アザク
くっ…!

アゼル
クソ!待ちやがれ!
てめぇの相手はこっちだ!

校長
アァ?イマイッテヤルヨ。

アザク
避けろ!アゼル!

すると校長は全力でこちらに走ってきた。
正直避けられる気がしなかった。

案の定、俺は腹に蹴りを一発くらってしまった。

アゼル
ぐっ。ハァ…!

アザク
アゼル!
大丈夫か!

校長
ヒトノシンパイヨリ、
ジブンノシンパイシタラドウダ?

校長は一瞬で消え、
俺が魔法を唱えられる隙さえ見せなかった。

アザクさんが一方的にボコボコにされている。
自分は無力で震えて魔法すら唱えられない。

アザク
ぐはっ…。まだまだ…!

校長
アキラメロ、
ムカシノセンシヨ。
コレデトドメダ。

俺は黙って見ているだけしかできなかった。
ここで終わるのだろうか。

…。
覚悟を決めたその時だった。
校長の目の前に音速を超える早さで
剣が飛んできた。

アザク
やっと…来たか。

校長
ナンダ?イマノハ。

アザク
遅せぇよ…。バカ野郎…。

アゼル
アザクさん!

アザクさんはそういうと倒れ込んでしまった。
それと入れ代わりに、
寂れた村で戦った人が立っていた。

ズターズ
ちっ。ガードもできねぇほど余裕じゃなかったか。
おい!そこの精霊魔法士!
もたもたすんなよ!
校長に向かって何でもいいから撃て!

アゼル
あ…?いったい…なんだってんだ…?

ズターズ
あのな!
こいつに物理攻撃が効かねぇ!
魔法も効かねぇ!
精霊の力が弱点なんだ!
だから俺が囮になるからいけ!青年!

俺はこいつが言う通りにしてみる。
精霊魔法を唱え、
校長に狙いを定める。
そして、放つ。

ズターズ
バカ野郎!何処撃ってやがんだ!

校長
フッフッ…アゼルクンハ…
ドウヨウシテテウゴカナイヨ…!

アゼル
くっ…!

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