精霊魔法と学園LOVE.STORY Ⅳ

〜王都への道〜

最終話 精霊コア

最終話〜精霊コア〜


校長
ヘッ、手モ足モ出ナイカ。
ナラバコチラカラ行クトシヨウカ!

ズターズ
アゼル!避けろー!

俺にはそんな余裕がなかった。
避けるだとと…。

そして簡単に校長の攻撃が俺に襲い掛かる。

アゼル
ぐっ…はっ…。

ズターズ
だめだ…。
もう…勝てない…。

その時だった。
俺は痛みを堪え、膝をつきながら上を見る。

アゼル
な、なんだ…?あれは…?

俺の真上に赤く光る宝石みたいなのが1つ。
それがゆっくりと俺に向かって落下してくる。

ズターズ
…!?
あれは…!

校長
ナ…サセルカ…!

校長はすぐさま標的を俺にし、
蹴り飛ばそうと蹴りをかましてきた…が。
痛みが感じなくなった。

俺は目を開けると、
辺りが虹色に囲まれていた…。

ズターズ
アゼル!
お前は今、精霊コアを手にしている!
七色に光り、所謂無敵状態だ!
物理、属性、切裂き、全て無効化してくれるぞ!
今のうちにやれ!!

今度はしっかり意識を持ち、
ズターズの言葉をしっかり聞いた。
今ならやれる。そう確信した。

アゼル
行くぞ!校長!
お前をぶっ飛ばしてやる!

校長
クッ…。ヤレルモノナラ…!

俺は七色に光り、
目にも止まらぬ早さで校長に右拳を、
顔面にいれてやった。
すると校長は首だけが吹っ飛んでいき、
体は爆発した。

校長
グァァァァァ!

校長の叫び声が広い空間の中で響き渡り、
不気味な声を鳴らしながら消えていった。

ズターズ
お、終わった…のか…?

アゼル
終わった…ようだ…。

手元を確認すると、
いつの間にか俺の体に入ったコアが、
色がついていない普通の石?になっていた。
時間としては30秒ぐらいしか持たないみたいだ。

アザク
くっ…俺は…。
役に立たなかったな…。

ズターズ
馬鹿言うな、
俺が到着するまで生きていられたのが
不幸中の幸いだ。

アザク
すまねぇな。
さて、帰ろうか。

アゼル
これでやっと普通の生活に
戻れるんだな…。

俺は安心してしまったのか、
その場で倒れてしまった…。

アザク
ったく…しょーがねぇやつだな…。

ズターズ
若者の割には頑張ってくれたからな。
こいつには感謝しねぇと。

アザク
さてと、
俺たちはアゼルを運び終わったら
この世界からお暇させて頂くか。

ズターズ
俺たちは用済みだからな。
よし、行こうか。

光を潜り抜け、
元の居場所に戻ってくる。

レオン
!!
光が見えるぞ!

ラオン
何!?

ミスト
やった!アゼルちゃんだ!

アザク
ただいま戻ったぜ…。

ミスト
あ、アゼルちゃん!!

ミストという子がアゼルに
向かって突っ込んでくる。

ズターズ
よ、よせ、
ただ気を失ってるだけだ。
それにこいつは頑張ったんだ。
今は寝かせてやれ。

ミスト
そう…なんだ。
頑張ったね…アゼルちゃん。

ライザ
父さん…。
僕…何もできなくてごめんね…。

レイナ
あの学園生のときも頼りがいあったけど、
まさか世界を救うなんてね…。

レオン
また今度、ゆっくり飯にでも誘ってやるか…。

サツキ
あ、お兄ちゃん!
何処行くの!?

ラオン
……。
息子よ。お前は…私を超えた…。
剣の腕前…凄く良くなったな。

トモカ
あぁー…これから皆それぞれ散って行くんだ。

ミオ
そりゃそうだよ。
こうやって集まったのは世界を救うためだもん。

アイ
学園の仲間がこれだけ集まるのは
これが最後かもしれないわね。

アザク
それじゃあ俺とラオンとズターズは
この辺りで消えさせて頂きます。

ズターズ
んじゃあ、またな。

ラオン
元気でやれよ…レオン、サツキ…。

ミスト
3人共…ありがとうございました!

ライザ
帰ろう?
母さん。お父さんも連れて!

ミスト
そうね、帰りましょう!


………………。


俺はベッドから目覚める。

アゼル
ん…ここは俺の部屋…?
くっ…体がまだ痛むぜ…。

体を起こしてから、
カーテンを開けると眩しい光がさしこんできた。

アゼル
今日はいい天気だな…。

ミスト
おっはよー!アゼルちゃん!

爽快な声と共に、扉をノックもせずに
ミストがいきなり後ろから抱きついてきた。

アゼル
わっ、あぶねぇだろ!
今、窓から落ちそうになっただろうが!

ミスト
えへへ、ごめんね?
久しぶりの自室で寝れたから嬉しくって!

ミストは顔を赤らめながら
嬉しそうにこっちを見ている。

アゼル
そうだな。
俺たち、世界を救ったんだからな!

ミスト
うん!
あ、ちなみにライザは学校へ行ったわ。

アゼル
ライザ…俺がいない間、ありがとな。

ミスト
あの子もわかってるよ。
お父さんがまかせてくれたから
僕も頑張らなくては!ってね!

アゼル
そいつはよかったよ。
それじゃあ俺は仕事行く準備すっか!

ミスト
うん!
今からだと完全に遅刻だけどね!
社長さん!

アゼル
あぁー!完全に遅刻だ…。

ちなみに俺はあれからテレビでインタビューを受け、
世界を魔物から救った人と言われ、
その能力から国から申請が届き、
精霊魔法を使った防御システムや、
燃料の確保などの会社を建ててほしいとの事。
それが今は馬鹿みたいに
売上が鰻登りになっていた。
まぁ、遅刻をしても問題ない。
実はすぐ隣が会社だから。

ミスト
じゃあ早くスーツに着替えて、
朝食を食べてから行ってね!

アゼル
あぁ、いつもありがとな。

ミスト
いえいえ。
じゃ!リビングで待ってるね!

アゼル
あぁ!


俺は急いで支度を済まし、
リビングに向かうのであった…。


精霊魔法と学園LOVE.STORY 〜完〜


作者・ACE

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