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精霊魔法と学園LOVE.STORY Ⅳ

〜王都への道〜

第三話 保健室での出来事

第三話 保健室での出来事

ライザ
えっと…。
どうしましたか…?

???
先生を呼んできてほしいの…。

ロオン
それなら俺が行こう。

ライザ
あ…ロオン!
って早いな…。

さすが神速の剣士と言われた男だな。
逃げ足も速いとは…。

???
あのね。
私はアリスだよ。
闇の魔法者だから太陽が苦手なの。

ライザ
それで…アリスさんは何故ここに?

アリス
ちょっと日差しが強くて…。
だからこうして布団にくるまってるの。

先ほどから話しているこの子は、
太陽の日差しが体に悪いみたいで、
ずっとここにいるみたいな感じだ。

ライザ
授業とかどうしてるんだ?
保健室にずっといるって事は…。

???
やっほー!アーリースー!

ライザ
!?!?

アリス
あ…!
イチカ…!だめ…!

そしてカーテンが放たれる…。

ライザ
………………。

イチカ
…………。

ライザ
や、やぁ…?

アリス
い、イチカ……?
私はこっちだよ…?

イチカ
………。

そのまま無言でカーテンを閉められる。
なんなんだ一体…。

アリス
だめだよ…確認もせずにカーテン開けちゃ…。

イチカ
うぁーん!怖かったよぉぉー!

ライザ
むしろこっちが怖かったぜ…。

アリス
あ…隣の人…ごめんね…。

イチカ
ご、ごめんなさい…。

ライザ
いやいや…まぁ何もなくてよかったよ。
それより、俺の名前はライザだから。
よかったら覚えておいてな。

アリス
ライザ…総合一位の人…!

イチカ
う、嘘っ…!

ライザ
やっぱり俺のこと知っているのか…。

俺を知らない人はいないのか。
確かに…総合で一位を獲得すれば、
嫌でも有名になれるからな。

イチカ
あ、あの!
私はイチカっていいます!
ライザさん!ぜひお友達に!

アリス
わ、私も…お友達に…!

2人してカーテンを全開にし、
保健室のベッドに乗り込んでくる。

ライザ
この光景は…やばい…!

俺はそう悟った時には遅かった。

ロオン
おい、先生を連れてきたぞ…?

ライザ
あ…。

保健室の先生
……。
アリスさん?それにイチカさんまで…。
ライザくんのベッドの上で足にまたがって
何をしているの?

アリス
あ、あの…これには訳が…!

イチカ
ちょ、ちょっと…
お友達になろうとしただけです!

ライザ
………。

レイカ
ら、ライザくん…?
調子はっ…?

………終わった。
完全に俺の青春ライフは終わってしまった。



〜GAME OVER〜


…………。

レイカ
ちょ、ちょっと!
GAME OVERじゃないわよ!

ライザ
いや、もうここでGAME OVERでいいだろ…。

保健室の先生
いいから早く、どきなさい!
教育上よろしくないから!

アリス
あ…!はい!

イチカ
す、すみません!

ライザ
………。

レイカ
せ、せっかく謝りにきたのに!

保健室の先生
とりあえず説明してもらえるよね?

イチカ
えーっと…あの…。

アリス
わ、私が初めに声をかけて…。
その後に総合一位の人と聞いて…。

イチカ
テンションがあがっちゃったっていうか…。

レイカ
な、なーんだ。
そんな事だったんだ…。

ライザ
そういう事だな。
変な事はしていないだろ?

俺はみんなに証明するように、
大きな声で言う。

保健室の先生
まぁ、変な事はなさそうだし…。
大丈夫って事にしといてあげるね。

ライザ
それは助かります…。

すると、突然保健室の扉が開け放たれた。

警備員
た、大変だ!!

保健室の先生
何事です!?

警備員は慌てた様子で俺の方を見る。

警備員
先生はともかく!
ライザくん!君しかいないんだ!

ライザ
は?いきなりどうしたんですか…?


………………………。